ポルシェ、千葉県木更津市に2.1kmの周回コースを備えた「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」を2021年夏オープン
2020年11月30日
世界で9番目のポルシェのブランド体験施設
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京には、2.1kmの周回距離を持つコースが用意され、ドイツ・ニュルブルクリンクのカルーセル、アメリカ・ラグナセカのコークスクリューなどの有名コーナーを再現したエリアを有するという。
最大の特徴としては、これまで展開されたポルシェ・エクスペリエンスセンターが二次元トラック(平面的)であることに対し、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京では元の地形を活かした唯一の三次元(立体構造)トラックとなり、高低差のある3Dドライビングが体験できるとしている。
ポルシェ・エクスペリエンスセンターは、これまでシルバーストーン(英)、アトランタ(米)、ル・マン(仏)、ライプツィヒ(独)、ロサンゼルス(米)、上海(中)、ホッケンハイム(独)、フランチャコルタ(伊、2021年オープン予定)の都市に開設しており、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京は世界で9番目のポルシェのブランド体験施設となる。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京では周回コースに加え、ポルシェのスポーツカー性能を充分に引き出すさまざまなトラックコンテンツ(ダイナミックエリア、オフロードなど)を備え、併設される建物では専属インストラクターによるポルシェの運転理論や技術の本格的なレクチャープログラムを実施。また、来場する全ての利用者にポルシェブランドを体感してもらうラウンジやレストラン、本格的なレーシングシミュレーターなどを用意。さらに、各種の研修が行なえるミーティングルームや、コーポレートイベントが開催できるエリアも用意し、さまざまな企業のビジネスニーズにも対応するとしている。
ポルシェAG セールス マーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテン氏は「ポルシェは唯一無二の顧客体験を最優先する企業であって、世界中のポルシェ・エクスペリエンスセンターがこの戦略的アプローチを独自の方法で具現化させています。自動車業界全体を見渡しても、同じ方法を採用している企業は他に見当たりません。日本のお客さまは、ポルシェ製品のスポーツ性とエクスクルーシビティをこよなく愛していらっしゃいます。この新しいポルシェ・エクスペリエンスセンターは、それぞれのお客さまがポルシェの情熱に触れ、それを他の人たちと共有することのできる絶好の場所となるでしょう。」とコメント。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京の施設は、拠点を設ける木更津市の自然と日本らしい風景を生かし、他にはない高いレベルで元の自然を活かすという。
千葉の自然環境保全条例規定に基づき、木更津市立ち合いのもと「自然環境保全協定」を2020年6月15日に千葉県と締結しており、これを通じて、自然の保存、植生の回復など適切な措置を講じるだけでなく、伐採樹木を定量的に把握し公開するなど積極的に情報開示を行ない、さらに湿地などに生育する希少植物の生育を保全するため、専用の保全地、湿性生物保全エリアを新たに設置するなど、一歩踏み込んだ環境への配慮を行なうとしている。
さらに、ポルシェジャパンでは独自の包括的なCSRプログラム「Porsche. Dream Together」のコンセプトに基づき、大小さまざまな規模の災害支援活動やコミュニティプログラムを千葉県および木更津市の地域と密接に連携して進めていく予定。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京
敷地面積:43ha
事業区域:13ha
トラック:全長2.1km
引用:Car Watch
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1290894.html