長くて広~い「フォルクスワーゲン ID.Buzz」のロングホイールベースバージョン登場
2023年09月16日
![※イメージ画像](https://r-garage.tokyo/wp/wp-content/uploads/2023/09/000-8.webp)
「ID.Buzz」のストレッチを実施。発売から1年余り、フォルクスワーゲンはID.Buzzにロングホイールベースバージョンを追加し、同時に電気自動車ブリの米国デビューを祝う。
![3列目には2つのシートがあり、折りたたんで取り外すことも可能となっている。 ※イメージ画像](https://r-garage.tokyo/wp/wp-content/uploads/2023/09/111-7.webp)
さらに、欧州でのみ販売されるショートバージョンでは、リアウィンドウにアームレストとカップホルダーを装備しており、将来的にはサードシートも用意される予定だ。
一番後ろには2人分のスペースがあるが、2列目は3人掛けのスライド式折りたたみベンチシートか、2つのキャプテンシートのどちらかを選ぶことができる。3列目は使用しないときは、折り畳んだり、完全に取り外したりすることができるようになっている。
最大2,469リットルのトランクルームを持つVW ID.Buzzロングバージョン
![長いID.Buzzは、後部座席をすべて倒した状態で、大きなテールゲートの後ろに約2,500リットルもの容量を備えている。 ※イメージ画像](https://r-garage.tokyo/wp/wp-content/uploads/2023/09/222-5.webp)
ホイールベースの延長は、ゲストや荷物のためのスペースだけでなく、2つ目の大きなバッテリーを搭載するためのスペースにもなっている。
パワーアップした全輪駆動を初めて実現
また、ロングホイールベース仕様には、全輪駆動も用意されている。「ID.4 GTX」や「アウディQ4 e-tron」のような299馬力ではなく、339馬力が推進力を発揮する(0-100km/h加速は6.4秒)。
最高速度は145km/hから160km/hに向上
![25cm延長したホイールベースによって、乗客や荷物、そして大型バッテリーを搭載するためのスペースが生み出された。 ※イメージ画像](https://r-garage.tokyo/wp/wp-content/uploads/2023/09/333-5.webp)
重要: 将来的には、充電は200kWで行われ、10%から80%になるまでに25分かかるようになる予定だ。また、最高速度は従来の145km/hから160km/hに引き上げられる予定だ。
さらにヴォルフスブルク社は、154cmという印象的な数字も挙げている。これは3列シートのパノラマルーフの長さであり、グループ全体で最も大きい。ルーフウィンドウは、ボタンひとつでエレクトロクロマチックに暗くすることができるようになっている。
ID.Buzzは将来的にはヘッドアップディスプレイも搭載する
![ID.Buzzのパノラマルーフは1.5mを超える長さがある。 ※イメージ画像](https://r-garage.tokyo/wp/wp-content/uploads/2023/09/444-4.webp)
さらに、「ID.Buzz」は「ID.7」で導入されたハードウェアと、ソフトウェアの改良をすでに受けている。特に、温度と音量の照明付きスライダーと、ディスプレイ上で直接選択できる空調コントロールのボタンが特徴だ。
外からでもボタンひとつで駐車可能
![コックピットは見慣れたものだが、ヘッドアップディスプレイは新しいものだ。そして、温度とボリュームのスライダーがイルミネーションになった。 ※イメージ画像](https://r-garage.tokyo/wp/wp-content/uploads/2023/09/555-4.webp)
「ID.Buzzロングバージョン」は、2024年にアメリカでロングホイールベース仕様として限定発売される予定だ。ハノーバーで生産される3列シート車は、いつ(おそらく2023年内)、いくらで発売されるかは、今のところ未定だ。ショートバージョンは、ドイツでは約65,000ユーロ(約975万円)からとなっている。ロングバージョンとなり、電力とエネルギー貯蔵がプラスされれば、価格は70,000ユーロ(約1,050万円)以上になる可能性もあるかもしれない。
電動カリフォルニアのベースとなるID.Buzzロングバージョン
スタンダードなバズが貨物輸送車として並行して活躍する一方で、ロングバージョンは「ID.Buzzカリフォルニア」のベースとなる予定だ。その時、電気自動車であるVWブリは、先代と同じようにクールになっていることだろう。